雑学全般

ひきこもりの定義と英語訳

ひきこもりの定義と英語訳

ひきこもりの定義とは

ひきこもりとは、日本で社会問題化している、部屋にこもり、社会との関係を絶っている状態を指す。

厚労省によれば、「ひきこもり」の定義は以下の通りと説明されている。

様々な要因の結果として、社会的参加(義務教育を含む就学、非常勤職員を含む就労、家庭外での交遊)を回避し、原則的には6か月以上に わたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)を示す現象概念。

出典 : 厚生労働省「社会的孤立に対する施策について」

この定義が複雑であることからも分かるように、ひきこもりと一口に言っても、それぞれに全く違った度合いが考えられるので、一概に言うのは難しいと思う。

僕も、中高生の頃、しばらく学校に行けず、病院にも通院し、その他は部屋にいることも多かったが、限られた数人の友人だけは家に来てくれたので、「家族外での交遊」の回避というのは当てはまらないかもしれない。

内閣府の調査では、「狭義のひきこもり」と「広義のひきこもり」に分けている。

「ふだんどのくらい外出しますか。」との問いについて、下記の1~4に当てはまる者であって、「現在の状態となってどのくらい経ちますか。」との問いについて、6か月以上と回答した者

①趣味の用事のときだけ外出する

②近所のコンビニなどには出かける

③自室からは出るが、家からは出ない

④自室からほとんど出ない

出典 : 内閣府「長期化するひきこもりの実態」

このなかで、仕事や家事などを除き、②〜④の場合を「狭義のひきこもり」、①も含んだ場合を「広義のひきこもり」としている。

日本では、ひきこもりの人数は100万人以上で、人口の約1%、世代としては30代以下よりも40代以上の割合が多く、支援が行き届かないことも問題となっている。

>>8050問題 孤立する親子|NHK

そもそも、ひきこもりという言葉は、一体いつから言われるようになったのだろうか。

言葉として表面化し、社会問題化されるようになったのは、1980年代〜90年代だと言われている。

英語ではhikikomori

それでは、ひきこもりを英語にすると、一体どういう訳になり、また、海外にもひきこもりは存在するのだろうか。

実は、ひきこもりは、英語でも、そのままhikikomoriとして日本語が使われる。

たとえば、雑誌WIREDのイギリス版のツイッターでは、韓国のひきこもりに関する記事の次のようなツイートがある。

A Japanese word that cannot be precisely translated, hikikomori essentially means “to pull back” and “shut oneself in”.

South Koreans first borrowed the term when the phenomenon was newly emerging in the country in the early 2000s.

出典 : WIRED UK

正確に翻訳するのは難しい日本語のひきこもりhikikomoriは、to pull back(引き戻す)やshut oneself in(閉じこもる)を意味している。

韓国では、2000年初頭に、同様の現象が起き、この用語を借りた、とある。

ひきこもりの現象は、海外でももともとアジアに多いという話があるが、世界的な問題となっているようで、hikikomoriは国際語になっている。

今年5月に発生した川崎市の児童殺傷事件の影響で、改めてクローズアップされた「引きこもり」。海外でも日本語の発音のまま「HIKIKOMORI」として紹介されているが、日本特有の問題というわけではなく、最近では他国でも対策や支援の必要性が叫ばれ始めている。

出典 : 【ニュースの深層】世界でも注目集まる社会問題「HIKIKOMORI」

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