島と大陸の違いをわかりやすく解説
この世界には、広い海があり、いくつかの大陸や数々の島がある。
たとえば、日本は、北海道や本州、四国、九州など大きな島から無数の無人島まで、たくさんの島で構成された島国で、その数は7000近くに及ぶ(ちなみに島の数え方は、一島や一つなどが使われる)。
画像 : 7000の島々からなる日本列島 : 東京の島の数は全国6位
普段生活していると、あまりに広いので「島」という感覚が薄いかもしれないが、本州も、北海道も、れっきとした島に含まれる。
小学校の授業で、「日本で一番大きな島はどこでしょう」と質問すると、地図帳を眺めながら、淡路島や佐渡島といった答えが返ってくるそうで、正解が「本州」と驚くと言う(「本州」は世界で7番目に大きい島でもある)。
北海道、本州、四国、九州、沖縄本島に加え、約400ほどの有人島があるが、その他、構成する島の多くが無人島となっている。
そもそも、「島」の定義とは、どういったものなのだろう。
島は、国連海洋法条約によって、「自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時(満潮時)においても水面上にあるもの」と定義されている。
自然に形成された陸地、水に囲まれ、満潮であっても水面上にあるものが、「島」だと言う。
この定義だけを見ると、「大陸」も同じなのではないか、という素朴な疑問を抱く。
大陸も、島と同じように、「自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、高潮時(満潮時)においても水面上にあるもの」ではないだろうか。
それでは、島と大陸の違いはどういった点にあるのだろう。
島と大陸の違いに関しては、明文化された定義はないものの、ざっくりと「大きさ」で分けられている。
実は、イルカとクジラの違いも大きさで分けられているが、その違いと似たような話なのだろう。
今回は「クジラ」と「イルカ」の違いを取り上げます。 ご存じの通り、どちらも海に暮らす哺乳類ですね。 その違いは一言で言うと「大きさ」。
全長がおおよそ4メートルより大きければ「クジラ」、小さければ「イルカ」と分類されるそうです。 もっと細かい違いがあるのかと思いきや、単純に大きさの違いなのですね。
島と大陸の違いにも、一応の基準はある。
世界で一番小さい大陸がオーストラリア、世界で一番大きな島がグリーンランドとなっている。
要するに、「オーストラリアより小さかったら島」「グリーンランドより大きかったら大陸」ということになる。

ところで、世界地図で見ると、オーストラリアよりグリーンランドのほうが大きく見える。しかし、あれは地球を強引に平面地図にした際のある種のトリックで、実際はグリーンランドのほうがだいぶ小さい。
グリーンランドの面積は、2,166,000km²であり、オーストラリアの面積は、7,692,000 km²となっている。
実は、オーストラリアのほうがグリーンランドより3倍以上も広いのだ。
グリーンランドのカラフルな家々
世界で一番小さな大陸がオーストラリアで、世界で一番大きな島がグリーンランド。そのはざまに、島と大陸の違いがある。
社会の教科書や地図帳で知られる出版社の帝国書院のホームページでも、島と大陸の違いがわかりやすく解説されている。
海洋法に関する国際連合条約によると「島とは、自然に形成された陸地であって、水に囲まれ、満潮時においても水面上にあるものをいう」と規定されています。
一方の大陸は明確な定義はなく、慣例でオーストラリアより大きな陸地を「大陸」と呼んでいます。メルカトル図法などで描かれた地図を見ると、「大陸」であるオーストラリアよりも、世界最大の「島」であるグリーンランドの方が大きくみえますが、実際のオーストラリア大陸はグリーンランドの約3.5倍の面積があります。
つまり、オーストラリアまでの大きさの陸地を「大陸」、それよりも小さな陸地を「島」として取り扱う、ということです。
世界の大陸の数は、一般的には6つで、「世界6大陸」と呼ばれている。
世界の6大陸とは、ユーラシア大陸・アフリカ大陸・北アメリカ大陸・南アメリカ大陸・オーストラリア大陸・南極大陸である。
また、ユーラシア大陸を、アジアとヨーロッパに分け、オーストラリア大陸を、オーストラリアと周辺や太平洋の島々も含んだオセアニアとし、「7大陸」「7大洲」とする場合もある。
世界の島の数は、全部で3000万以上と言われ、そのうちたった5%程度が有人島で、その他が無人島となっている。
世界で一番島が多い国はスウェーデンで、島の数は221800。二番目に多い国がフィンランドで188000、三番目が、ノルウェーの55000と、北欧が上位を占める(北欧に島が多い理由 ⇒ 最も多くの島をもつ国はどこか?)。
日本は、世界で8番目に島が多い国となっている。
