イチローが自伝を書かない理由
偉人と言えば、自伝や伝記は付き物。その結果にたどり着くまでのあいだの苦悩や葛藤、出会いなどが綴られた伝記は多くのひとに勇気を与えてくれます。
日本のプロ野球、そしてメジャーリーグで偉大な記録を打ち立ててきたイチローさんには、自分で執筆した自伝のような本はあるのでしょうか。
残念ながら、現在のところ、イチローさんは自伝を書いていません。
もちろん、まだ若いので自伝を書く年齢ではありませんが、アスリートでは、引退やある時期を機に人生を振り返りながら自分の思考を自伝的な本にまとめる、というケースも見られます。
しかし、イチローさん自身は、自分には「自伝がないほうがいい」とコメントしています。
自伝を出さない理由として、せっかくこれまで頑張ってきたのに、決まったページ数や厚さで収められることが寂しいからだと、イチローさんは言います。
それなら別にわざわざ本という形にせず、人の想像に任せたほうがいい、と。
また、そろそろ終わりか、という感じになるのもイチローさんは嫌だと語ります。
他人が伝記を書いたりインタビューや思考を分析するのではなく、自分で自伝を書こうとなると、「人生を具体的に限られた本に収めなければいけないこと」や「そろそろ終わりか」ということに、抵抗感があるのかもしれません。
イチローさんの思考を探るなら、インタビュー集がおすすめです。
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